ドッグカフェで吠えちゃう犬の心理と対策

まずはトラブルの原因になる気持ちを考えてみましょう。ドッグカフェでの困った行動に犬が吠え続けてしまうことがあります。犬が吠えるのは、空間を守ろうとする本能的なもの、そして警戒や苦手な対象を遠ざけたい場合や、飼い主にかまってほしいなどの要求などの理由があります。

 

ほかのお客さんが入ろうとする度に吠えるのならば、それは空間を守ろうとする本能的な吠えの可能性があります。犬にとって自分のいる空間は、自分たちのもので、後から入ってくる者は、侵入者だと考え、吠えて追い払おうとします。

 

特に、出入口付近の席に座った場合、門番のように吠えることがあります。事前の対策としては、出入口の見えない席を選んだり、キャリーバッグやクレートなど、犬のハウス代わりになる愛用のものを持参し、犬のいるスペースを覆えるようしておきましょう。

 

犬のいるスペースを覆うことで、犬が守る範囲が限定されて、吠えが減る可能性が高くなります。

 

警戒や苦手な対象を遠ざけたい吠えは、慣れない場所で不安になっていることが考えられます。愛用のマットやベッド、キャリーバッグなどを持参して、そこにいると安心だとわかるようにしましょう。

 

その場所に愛犬の好きなおやつを時々置き、食べられるようなら、不安度は低く、そのうち緩和されるでしょう。しかし、強いストレスがかかっている時は、口にできません。その場合は早めに切り上げましょう。

 

また、飼い主に向かって吠える場合は、かまってほしい、おやつがほしいといった要求吠えになります。退屈している場合があるので、ガムなどの時間のかかるおやつかおやつを中に入れられるラバー製のおもちゃなど、そっと犬の居場所において様子を見てください。